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デザインのつぶやき

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2007年 06月 04日

デザインのティーチングとコーチング

最近、コーチングなる言葉があり、そういった書籍がたくさん出ていることを知った。

デザインという行為は、基本的に教えることができないと思う。
教えると言うことは、自分の持っている知識を渡すことであり、それはすでに過去のモノであると思う。
これから起こることは誰にも教えることはできないだろう。
これからのことを創造するデザインという行為は、はたしてそういう視点から考えた場合、教えることができるのだろうか?
やはりできないのではないかと思う。

それならば、専門学校や美術大学で学ぶデザインというモノはないのかと言えば、やはりあるのだ。
それはベーシックなモノになっていくだろうし、デザインをするにあたっての姿勢や、気付くという事自体なのではないだろうかと思う。
気付くことそれ自身は教えることはできないが、気付くことによって、デザインという行為が構築されていくことは何とか伝えることができるような気がする。

つまりデザインできる人として教育するには、教えることから始まるのではなくて、コーチして気付くことができるようなことから始まると僕は考える

by Guild_HALL | 2007-06-04 09:07 | デザインの姿勢


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