コロナの影響で学校では授業が出来なくなっている
代わりにインターネットを利用した授業が行われているところもあるようだ
ニュースで紹介されている映像を見ると、テレビ会議のように映像も映し出されて行われているところもあるようだ
その光景を見て、2005年の頃大学院で受けた「現象学」の授業で使われたいくつかの本を思い出した。
写真の2つの本は教材だったのだが、2つとも「ヒューバート・L・ドレイファス」著作の本だ。
この青い方「インターネットについて 哲学的考察」に、このテレコミュニケーションで危惧される点が書かれている
一節を抜き出して見る
「学生が単なる情報の消費者である限り、学生は教室に居合わせる必要はない 」46p
という、おそらく現在の日本で行われているネットワーク授業については肯定できる点も踏まえつつ
「学生は事実を必要とするのではなく、その情報に意味を与える文脈をも理解する必要がある」46p
と述べている
簡単にこの本を紹介すれば、学ぼうと情報だけでなくその場で行われている、文脈、状況を「身体的な体験」を通して知ることによって、より深い学びへとつながっていくんだよという話。
この本が発表された当時では映画の中でしか実用化されていないテクノロジーを得ている現在。
身体的な体験につながるような授業・サービスになっているのだろうか?