受注仕事が減った
そしてこれからやってみたい仕事を考案し、友人や客先に話してみる
すると「よくわからない」という返事が返ってくる
まずは「よくわからない」があることを、受け取った上で再度「わからない」について考えてみる
そして「わかったこと」も聞いてみる
すると、「わかったこと」は「既に知っている」ことのどこか一部に
「似ている」とか「似ていないこと」
であり
「わからないこと」は
「何にも似ていないこと」
であることがわかった
つまりデザインの仕事をする上で、重要なのは「わからないこと」を「わかるようにすること」で、「わかること」を『よりわかるようにすること』ではないんだと感じた
だからポスターを作ったり、本を装丁したり、というのは、従来のわかっていることのデザインとして重要だけれども、
それらが何か「わかっていること」のデザインの仕事が自分に流れてこなくなった現在
「わからないこと」のデザインの仕事に取り組んでも良いと思った
つまり考案した仕事というものは、「わからない」ことだから「良いところにいる」と思っても良いんだと合点がいった。