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デザインのつぶやき

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2005年 01月 07日

疑似「老眼体験」

すごいことを知らずに体験してしまった。
こんな世界だとは思わなかった。

眼科に行き、ある検査の際、瞳孔を開く目薬をつけた。
4時間程度瞳孔が開いたままなので、車の運転してきた人には実施できない。
且つ、検査後目をこらさなければいけない場合も不可。

この瞳孔を開くと言うこと、つまり「目のピント」を合わせることができない
水晶体(?)を支えている筋肉を弛緩させてしまうとは、まさに「疑似老眼体験」なのだそうだ。
50歳以上で老眼の進んだ状態だそうだ。

一般には近くのモノは見にくく、遠くのモノが見やすいと良く耳にする。
それははずれてはいないが、当たっていない。
私に言わせれば均一に像が、はっきりしないのである。
テクスチャーの入ったガラス(切り子ガラスのような細かいテクスチャーで向こうはしっかり見える)で、風景を眺めているようなのである。
近景も遠景も同じようなボケ加減で見えるので、いかんせん雑誌など読もうモノなら見出しがボケながら見える程度。
本文は目を近づけても(結像出来ず)、遠く離しても(文字が小さくて)読めない、読みたくない。
ホントに読みたくない。気持ちは記事を知りたいのに....
アンチエイリアスのかかった8ポイント以下の文字のようだ。
遠くに離そうが、近くに寄せようが、見出しは判読できても、遠く離せば見出しすら可読できない。そんなかんじ。

近眼の人は、近くのモノは見えるが遠くのモノが見にくい。
だからカメラで言えば、被写界深度が浅い状態。
遠くへ行けば行くほどぼける。

プロダクトデザインのK先生が「近眼の老眼はやっかいだ」とオートフォーカス一眼レフを購入した言い訳をしていたが、ホントにやっかいだし、欲しくなるのも無理はない。

携帯電話を開発する人は必ず、これを体験した方がよいね。
はっきりいって、使えなかった。

by Guild_HALL | 2005-01-07 17:16 | デザイン


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