僕はメーカーのインハウスデザイナーではない
だから細かい所の、管理職たるものはわからない
しかし個人事務所の経営者という視点で、デザイナー的管理職というもののあり方について述べることはできる
今回は、その点についてつぶやこう
ものを作るのが好きで、絵を描いたり、空想したり、夢見たり...
そういったことがきっかけでデザイナーを志した人は多いと思う。
管理職になるとそういった時間は減る。と一般に言われている。
確かに、事務的な用事も増えて、そういった作る時間は減る。
しかし問題は、それだけではない。
ではどんな問題があるのか、目を向けてみよう。
僕が思うに、
「おれ、おまえの関係では済まない」
ということではないかと思う。
わかりやすい人間関係で言えば、いままでは良き先輩としてデザイン賞を逃したときでも、わかりやすい八つ当たりで同僚とふざけることができた。
真実をはっきりと、いろいろな時に発言できた。
しかし、管理職たるものその線を引かなくてはいけない
たとえ間違ったことがあって真実を言いたくても、飲み込まなくてはいけない局面もある。
「承る」だけで行動や発言につなげてはいけない事が増える
部下も全ては救えない。
立場を離れての警告や忠告はできる。
さらに切り捨てる勇気も必要な場合だってある。
優しいだけではいけない。
デザインの出来にしても、スタッフに任せたからには自分ならこうするのにと思っても譲らないといけないときだってある。
組織を存続させ、リスクを減らし、クリエイティブに成果を上げる
これがデザイナー的管理職ではないかと思う。