デザインのつぶやき

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2006年 09月 28日

ユーザーモデルって本当にあるのか?

すこぶる調子がいいので、どんどん頭にあることを出してみる

自分の研究(研究については、いつかつぶやこう)が進むにつれ、ふと疑問になってきた
認知科学やユーザビリティを論じる時には必ずと言っていいほど出てくる
「ユーザモデル」...............

人がある行為をするとき、頭の中にある操作手順があって、それを使ってユーザはその行為を実行するという考え方だ。
もしくはあるターゲットとなるユーザの行動パターンをモデルと呼ぶ。
システムを設計する上で非常に便利な考え方だ。

しかし、本当にそんな手順となるモデルがあるのだろうか?
持論では最近そんな物はなくて、都度自分の記憶にある断片を使って、都度操作方法を構築してを行っているのではないかと考えている。
その記憶の断片は、言葉や体の位置関係や色や形、つまり人が見聞きして、注意が払われた物全て、無意識の記憶も含めて使われていると考えている
特に見たり聞いたり、体験のない知らない物は、使えないのだ
類推すらできない

やはり人は忘れる
そのあるはずの「ユーザモデル」すらも忘れる
特に頭で覚えた手順、行為は忘れやすい。


結局、ユーザー観察において見受けられた実験結果である「行為」が、ユーザーモデルと言うのが正しいのではないだろうか?

参考文献
仕事の中の学習:上野直樹 著
状況に埋め込まれた学習:サッチマン
コンピュータと認知を理解する:ウィノグラード
拡張による学習:エンゲストローム
…など。
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by Guild_HALL | 2006-09-28 06:51 | デザインの姿勢


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