デザインのつぶやき

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2016年 11月 25日

デザインっていったい??

デザイナーは何をデザインしているのか?
これは恩師が退官時に投げかけた問い。
恩師の場合は、自分の軌跡を示し、その事象から説明をしていた。

僕自身が思うに、デザイナーが、「デザインだ」とするモノを、何らかの形で活動した結果のアーティファクト(人工物)をデザインしているのだろう。
当たり前と言えば当たり前だが。
しかしながら、ある人の活動が、また別の人からすると「それはデザイン活動だろう??」と言われる場合もある
そのある人とは経営者や実業家だったり、デザイナーとは言われていない人々だったりする

僕が30代前半に勤めていたデザイン会社では「デザイナーを「文化提案者である」と定義していた
これはこれで的を得ているなと今でも思う
そうなると何が「文化」と言えるのか、新たな疑問も湧く
文化?と言われれば、例えばテレビでは世相・風俗として「80年代の....」として紹介していたりする。
そういう人々のムーブメントを起こしたり、活動を根づかせたり。そのように現れて来るのが文化なのだろうなと思う。
そんな文化提案者からすれば、チラシをレイアウトするくらいではデザインとは呼べないのかもしれない
デザイナーにとっては、いやいや今はそうであっても、ゆくゆくは文化提案者を目指しているのかもしれない

そこまで来て、言いたいことは
「自分の考案したことが優れている」「美的に優れている」などと考えてアーティファクトを作っても、一時的なんじゃないの?
文化とは、社会や他の人々から受け入れられて、使われて、やっと存在するモノで、一個人から愛でられる彫刻でもポスターでもないんじゃないの?って思うんですよ。

そう、どのように利害関係者と関わって、何かを構築して、自分の持っている何かをプラスして、相乗的に効果を高めていくと、結果として文化とか社会・会社になっていくんじゃないかなぁって思うんです。
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by Guild_HALL | 2016-11-25 03:44 | デザイン


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